室戸-しまなみ海道ツーリング

2009年05月05日 12:11

2009年5月4-5日に室戸岬-しまなみ海道ツーリングに行きました。
メンバはXJR1300、TMAX、Tiger、FZ1、CB750、FZ6の6名です。走り方がそれぞれ違うので2日間うまくチームワークができるかどうか心配なところです。

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(左)夜明けの明石海峡大橋をゆく (右)海亀の日和佐海岸

朝4時30分に名神茨木IC前に集合し予定通り出発。漆黒の夜空の中にナトリウム灯がまばゆい。だがここで早くも一番目のトラブル。ETCでゲート通過しようとしたTMAXがなにやらおかしい。後ろのCBも進路を変えた。TMAXのETCが動作しなかったそうだ。

名神は先ほどまで順調に流れていたが見る見るうちに流れが遅くなって、本線に入るときには渋滞状態に陥る。止む無く?側道を徐行し中国道へ入る。中国道は混んではいるが流れている。宝塚トンネル付近も70Km前後で通過。混雑する神戸JCTを通過すると車は少なくなり走れるようになる。空も明るみはじめる。

そのまま走り続け淡路島南PAで休憩。社長が調達してきていただいた特製サンドイッチとコッヘルで沸かしたコーヒーで朝食である。ところが二番目のトラブル。ガスバーナーの火がつかない。ああ確か前回のツーリングの朽木でのコーヒータイムで2つのバーナーのうち1つは火が小さくしかつかなかった。ドリップコーヒーはカンコーヒーに変更となる。

鳴門ICで一般道へ。ETCが動作しなかったTMAXはXJR1300と併走して四輪車として高速から脱出する。徳島市外を抜け快走。阿南ではじめての給油。近くに昔、出張で数年間毎週のように通っていた王子製紙の工場が見える。当時はとうとう阿南より南には行けずじまいだった。

8時ころ日和佐に到着。日和佐うみがめ博物館のとなり国民の宿うみがめ荘で休憩。

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(左)室戸岬近く (右)室戸岬灯台前にて

その後も快走を続け、好天の太平洋を左に見ながら南下。11時ころには室戸岬に到着。

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(左)UTOCOの入り口部分概観 (右)室戸海岸を一望するレストラン内部  

社長のご案内で豪華ホテルでコースの昼食をとる。

            UTOCO Deep Sea Therapy CENTER & HOTEL
体温とほぼ同じ温度に保たれた室戸海洋深層水で、 心身がよみがえるスパ・プログラムとトリートメント・・・。温暖な海洋性気候のもと、雄大な太平洋に抱かれながら、独自の美容哲学に基づくディープシーテラピーをお楽しみいただけます。
         もっと知りたい人は http://www.utocods.co.jp/


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(左)マイントピア別子 (右)鉱山鉄道

室戸岬から「かつおたたき丼」を求めて高知方面へ。「かつお」をあきらめて南国ICから高速に乗り川之江JCT経由で松山方向に向かい17時に今日の宿泊地の新居浜に到着。

このあと温泉に入りにすでに操業を終えた別子銅山の跡地、マイントピア別子へ。
温泉のあと、夕食もここで済ますことになり、三番目のトラブルが。いつまで待っても料理が出てこない。待っている人がたくさん入る。

1時間も待って順番に一人ずつ番号を呼ばれ蕎麦など注文したメニューを受取りにいきます。待ちくたびれてごろ寝している人、エネルギーが切れて机に突っ伏している人・・・。でも他の多くのグループではビールだけ出てきてつまみが来ない、2本目のビールが空になってもつまみが来ない、というのでカウンターのおばさんに文句を言っている場面もあった。

とにかく蕎麦やカレーをいただいて全員元気なくマイントピアを引き揚げる。途中、コンビニに寄ってめいめい食料を補充しホテルに帰って「お休みなさい」各自ドアを閉じる。

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(左)2日目、来島海峡SAにて、雨  
(右)しまなみ海峡北端の因島大橋を走る しまなみ海道バスとタンクローリーの軽い接触事故が発生

5月5日。曇天。しかし朝食の間に雨に・・・。
7時30分。雨の装備で新居浜を出発。伊予西条ICから高速に入る予定がガソリンスタンドに注意を奪われ通過。でも走りやすい一般道を一路、今治を目指す。雨は小降りに。

9時。しまなみ海道全60Kmに入る。はじめの来島海峡SAで小休止。
海の難所、来島水軍や因島水軍の地、数年前には別府航路のフェリーの往復で通過した来島海峡が何とひとまたぎだ。小雨で霞んでいるがここ来島海峡SAがしまなみ海道一番の景色だそうだ。

車はやや混んでいて少し低速走行。車道の横には別に自転車道があってときどき旅行者の自転車や地元の人の原付バイクが走っている。前に家族で自転車で訪れた知人の話では島ごとに道が海岸まで下っているので上り下りが大変だったとのこと。なるほど、自転車道はしまなみ海道60Kmの中で高低差50m前後のアップダウンを9回繰り返している。50m余りの橋の高さとは大型船を通過させるための高さである。

しまなみ海道はバイクでは小休止込みでも2時間足らず。体力に自身があれば自転車のレンタルで、少し楽したければ原付のレンタルで、車では美術館などの予定も決めて、というのがしまなみ海道の正しい渡り方である。


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(左)鞆の浦 船だまり (右)鞆の浦常夜灯


11時30分。鞆の浦に立ち寄る。古く遣唐使船や朝鮮通信使、新しくは北前船の汐待ち、風待ちの寄港地。西国大名の参勤交代やオランダ商館長将軍謁見行列の宿所。坂本龍馬の海援隊のいろは丸沈没事故は鞆の沖合いで起こりその歴史は常夜灯近くの「いろは丸博物館」に保存されている。

友人のH氏の故郷でもある。H氏の実家はかって機帆船で瀬戸内海をいく海運業を営んでいたそうだ。鞆の浦をはじめこれらの港はそうした人々の生活の場であった。兵庫の室津もよく似ている。

町の中は一車線の旧道しかない。渋滞しているのを見かねたのか地元のおばさんがこっちへ入れ、と誘導してくれた。大型バイク6台が連なって入っていくと・・・。ところがそれはさらに狭い民家の軒先や土産物店の土間をかすめて通過していく。後で土産物店のおばさんから「さっきバイクで通った人やね」。ごめんなさい。

町を通過する道がないため海岸に大きな橋のバイパスを建設しようという計画があって、前から歴史と景観の保護と住民生活の観点から問題になっている。全国の署名はバイパス反対、地元の署名はバイパス賛成、という状況だ。常夜灯の下でバイパス問題に署名した。ここでの署名は海岸側ではなく山中にトンネルを通してパイパスを建設する案となっている。確かに丹後半島の伊根も同じように狭い旧道しかなかったが内陸側に広いバイパスが開通している。

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14時。福山東ICから一路帰途につく。山陽道から岡山JCTで岡山道に入り落合JCTで中国道へ。さらに宝塚付近の渋滞を避けるため吉川JCTから舞鶴道に入って丹波篠山ICを目指す。

舞鶴道では乗用車を追抜き中に、あれ、さっきまで追越車線を飛ばしていた後ろのFZ1が走行車線に戻っている、と思うまもなくパトカーに追いつかれスピーカで何やら言われるが事なきを得る。パトカーはさらにスピードをあげて(先のTMAXを追って)いったが篠山ICまで捕捉されずに到着したようだ(恐るべしTMAX)。

篠山からの山越えで真っ暗になりやっとの思いで無事帰着。19時。ありがとうございました。







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