2010年5月3-5日 九州ツーリング

2010年05月03日 23:59

2010年5月3-5日に九州(別府・阿蘇)にツーリングしました。
昨年は同じ5月連休に室戸岬-しまなみ海道に行きましたが同じローカルなツーリングです。
メンバは XJR1300、Tiger、CBR1000XX、FZ1、FZ6、Virago の6名です。大きく走り屋系と良識派に分かれるので3日間うまくチームワークがとれるかどうか心配なところです。

5月3日
(高槻-神戸JCT-淡路自動車道-徳島自動車道-松山自動車道-国道九四フェリー-別府泊)
525Km

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(左)明石大橋(淡路SAより) (右)徳島自動車道を一路西へ 脇町付近

6時に中国自動車道名塩SAで待ち合わせ。連休中だが上下線ともに混雑なし。早めに出発して名塩まで時間に余裕があるため走行車線をゆっくり走っていると走行車線を追い上げてくる2台あり。XJR1300、CBR1000XXと合流。
予定通り6時に名塩SA出発。途中FZ1にトラブルが発生し淡路SAで待ち合わせる。

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(左)(右)吉野川SA

春霞のため残念ながら南に見えるはずの剣山はよくわかりません。

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(左)夕焼け小焼けライン (右)道の駅伊予きらら館

松山のひとつ西の伊予ICで松山自動車道をおります。ホームセンターに寄ってFZ1のステップ用部品を調達し整備を完了。
八幡浜の手前まで伊予灘沿いにR378(ゆうやけこやけライン)を快走。途中、河口近くに古めかしい赤い可動橋が見えてくる。有名な肱川(ひじかわ)の橋だと気がつく。寒暖差の大きい冬の朝に霧がなだれのように谷から川を下り一瞬にこの赤い橋を飲み込んでしまう。橋を撮影したいがかなわずそのまま通過する。

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(左)三崎港より (右)佐多岬灯台

16時10分に三崎港フェリー乗り場に到着。フェリーは1時間毎だが乗れるのは18時30分の船だという。バイクは1便にわずか8台しか乗せてくれない。18時30分の船も50台くらいの車はほとんど全部を乗せたがバイクは数十台が摘み残されたままだ。船にはバイクを固定するエリアはまだ余っている。バイクの乗船予約は受け付けないというならせめて繁忙期くらいは、車もバイクも待ち時間が同じになるようにしていただけないものか。

佐賀関まで70分。佐多岬灯台にさしかかる頃はほとんど暗闇だ。佐多岬灯台の明かりは2秒間隔で3回点灯し8秒休み。

佐賀関から大分宮川内ICへ、車の少ない東九州自動車道を別府ICを目指す。トンネルを抜けると硫黄のにおい。おお別府に着いた、と分かる。

別府タワーの下で、今はここ別府の実家に在住の"元Majesty乗り"氏と落ち合う。
"元Majesty乗り"氏が大阪を、つまりこのツーリングチームを去ってちょうど3年も経つという。それにもかかわらず時にはたくさんの車海老を送ってくれたり今夜はご家族をあげて我々を迎えてくれたりしている。心から感謝の気持ちでいっぱいだ。さっそく"元Majesty乗り"氏とそのお父さんが鉄輪温泉(かんなわおんせん)地区のひょうたん温泉に案内していただく。


5月4日
(別府-湯布院-やまなみハイウェイ-阿蘇-やまなみハイウェイ-別府泊)
316Km

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(左)別府を出発 (右)九重"夢"大吊橋

7時に別府を出発。r11(日田往還)で湯布院を目指す。しかしどうも城島高原(きじまこうげん)付近で誤って進路を南にとってしまった模様。由布岳が北北西に見えるではないか。R210に戻りそのまま近年有名な九重"夢"大吊橋に至る。

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(左)(右)やまなみハイウェイをゆく

九重"夢"大吊橋から飯田高原(はんだこうげん)付近でやまなみハイウェイに合流する。数年前にやまなみハイウェイを走ったが阿蘇から湯布院に向けてであった。今は逆に走るが久住高原そして阿蘇を正面にし雄大さがよく分かる。小休止を挟みながらやまなみハイウェイを南下する。


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(左)やまなみハイウェイをゆく


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(左)久住山 (右)

久住高原ロードパークを経由して中組牧場でコーヒーブレーク。すぐ北にそびえるのは久住山、標高1791mだ。


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(左)(右)くじゅう花公園

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(左)市の川駅 (右)あそ路

JR豊肥本線市ノ川駅にディーゼル2両編成が到着。運転士がホームに下りて乗客の乗降りを手伝ってくれる。JRは新幹線はもちろんこのような僻地の在来線でもサービスの質は高い。
この市ノ川駅のホームに接して「元祖たかなめし(商標登録)あそ路」がありFZ1氏の事前調査・推薦で昼食をいただく。馬刺しも追加注文。質量共に十分過ぎて食べきれない。


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(左)(右)阿蘇・火口付近

草千里(草千里ケ浜)付近から大渋滞となる。車はほとんど進めない。おそるおそる車の脇をすり抜けでようやく阿蘇ロープウェイ下にたどり着くとなんと「規制中」のXの標識が。火口への道は進入禁止。ロープウェイも動いていない。車はそのままUターンして渋滞の中を戻っていく。
ああ日本人はかくも従順な民族なのか。すれ違うバイク達に「規制中だー」と大声で叫んでも相手は ?・・・ わかってくれない。

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(左)(右)阿蘇・米塚付近

草千里から少し下り米塚の前でコーヒープレイク。米塚もすぐ近くで見上げると意外に迫力がある。
米塚は神話時代の阿蘇の神である建磐龍命(たていわたつのみこと)が収穫した米を積み上げたもの。頂上のくぼみは神様が飢饉に苦しむ人々に米をすくって分け与えた跡だ。

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(左)元Majesty乗り"氏にいただいた関あじ関さば刺身大盛り

湯布院ICから別府SAに走りスマートETCから別府市街地に降りて明礬温泉(みょうばんおんせん)に。ここは簡素な露天風呂だ。この夜も格調ある店構えの「食事処まえだ」で"元Majesty乗り"氏の歓待をうけた。たいへんお世話になりました。


5月5日
(別府-国道九四フェリー-松山自動車道-高松自動車道-淡路自動車道-神戸JCT-高槻)
519Km

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(左)別府の朝

高崎山が霞んでいる。おサルさんの飼育で有名な高崎山は大分県の全小学生が何度か強制的に遠足させられるスポット。別府の湯煙とこの優美な高崎山の姿がセットで目に入ると別府出身の人は涙が止まらないという。


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(左)(右)臨海産業道路

7時、別府を出発。
"元Majesty乗り"氏また会う日までお元気で、ホテル松美さんお世話になりました。
西大分から臨海産業道路に入り大分市内を迂回、鶴崎工業地帯を突っ切る。以前はこの海岸側、まさに海岸の松林に並んで「大分空港」がありここでプロペラ機に乗ったことがある。


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(左)国道九四フェリー佐賀関港

フェリー乗り場に8時15分到着。幸い5台は次の9時の船に乗れ、1台(FZ1)は後の船になるそうだ。FZ1さんここでお別れと言っていたところ幸い車が満杯にならず係の人にお願いしてFZ1も同行できることになる。


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(左)(右)国道九四フェリー

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(左)佐賀関港北方 (右)佐賀関精錬所

昔々、小学生時代にこの佐賀関の灯台にハイキングで来た記憶がある。灯台に行くには最後に1時間程度、岬の尾根伝いに歩くのだがこれが辛かったのを覚えている。徒歩か船しか交通がないということだった。
港の向い、大きな佐賀関精錬所も昔のままである。佐賀関精錬所のことも鶴崎工業地帯と同じに大分県の代表産業として習ったかすかな記憶がある。新日鉄八幡に勤務されるFZ1氏の兄弟がここへ出張されるそうなのでやはり製鉄関係で新日鉄とも関係しているのだろう。

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(左)たくさんの漁船団 (右)憂いの後姿あり

フェリーが豊後水道を渡る間、多くの漁船を見た。関アジ・関サバだろうか。三崎港に水揚げされたものは岬アジ・岬サバと呼ばれる。と言うとXJR1300氏が地元のおばちゃんはハナサバと教えてくれたという。岬なのかハナなのか。CBR1000XX氏が岬のことを昔はハナと言うのでそのことではないかと言う。CBR1000XX氏は教師なのでさすが博学である。岬は鼻(ハナ)、港は浦、海岸は浜、といった具合である。

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(左)津田の松原(高松自動車道津田の松原SAより)

川之江JCTで徳島自動車道へ向かうところ誤って高松自動車道へ入る。正しくは川之江JCTから高知道へ入り2Km先の川之江東JCTから徳島道に入る。川之江JCTでは「高知方面」と案内されているため錯覚してしまう。しかしこれで高松道も走れたのだから良かったではないか。

中国道名塩SA付近で渋滞したが宝塚トンネルで解消。無事帰着する。

走行距離1360Km


コメント

  1. マサ | URL | -

    Re: Coming soon ! 九州ツーリング

    怪我無く無事帰ってきてくれて感謝です!!良い旅だったようで良かったですね!宿泊地で会えたK氏も良い笑顔でのお迎えに感謝。

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