2007年9月16-17日 飛騨高山

2007年09月16日 14:22

2007年9月16-17日 (第11回) 飛騨高山
(北陸道-九頭竜湖-郡上八幡-せせらぎ街道(R472)-高山(泊)-白川郷-九頭竜湖-北陸道)


左:湖西道路(R161) 右: 北陸道南條SA

 6時30分に名神高速桂PAに集合。バイク16台と随伴4輪車1台のチーム。随伴車とは奥方様から逃げ切れなかったライダーが4輪車に乗り換えて家族と参加しているのだ。この随伴車は2日目のMajesty400のトラブルで見事救援の役割を果たす。

 名神京都東ICから湖西道路を北上。天気予報は「福井地方雨」。早くも湖面は妖しげな黒雲に覆われる。しかし北陸道に入ると逆に快晴。光のコントラストが妙に強すぎる晴れになった。山々の緑さえまぶしく見える。南條SAで朝食。



左:道の駅九頭竜  右:道の駅古今伝授の里やまと(郡上大和)

 九頭竜川を遡行。道の駅九頭竜で東から来るライダーたちがカッパ姿なのを見る。「降ってましたよー」。みな雨支度をする。そしてチーズ。しかし並みの雨支度の無力さをこの後思い知らされることになる。

 白鳥(しろとり)に近づき雨脚はますます激しく。白鳥西IC手前では「無料区間」を読取れなかった後行組が一時下道に降りて行方不明になるなどしながら、つぎのウェイポイント「古今伝授の里」に到着。既に濡れネズミだが外のバケツをひっくり返したような雨を見て「ああ助かった」。実は少しも助かってはいなかったことがこの後わかる。

 一旦小降りになった雨も、郡上八幡からせせらぎ街道を進むほど雨脚はさらに激しく山道で霧も立ち込めて視界も低下するばかり。雨具は既に役にたたずブーツは水びだしでチャポンチャポンの音がする。到着した高山は小雨の状態。気象庁のデータによると「郡上八幡降水量87mm/日、21mm/1時間最大」であった。




左:丸明(高山)  右:ホテルアソシア高山リゾートを出発

 脇目も振らずに飛騨牛を突っつく。しかしこのテーブルの6人にはその訳があった。グループの中で最初にテーブルにつかせていただき注文したにもかかわらず大皿しか来ていない。どうも注文が間違って他のテーブルへ運ばれているようだ。店の女主人らしき人に説明しても持ってきた/来ていないの押し問答で追加分がなかなか来ないのだ。

 後になって聞いたのだが会計の時に文句を言ってこのテーブル分をタダにしてもらったそうだ。それで他のテーブルが予算以上に食べまくった分を相殺できた。また間違って運ばれた先も同じこのグループのテーブルだったといううわさもある。トラブルがあったとしてもジューシーな飛騨牛の味は忘れられない。

 翌朝も雲が低く山間部は雨に違いない。ツーリングメンバであるJR東海さんに泊めて頂いた「ホテルアソシア高山リゾート」を出発。



左:白川郷  右:文助(白川郷)

 小雨の中を白川郷まで走る。この間はトンネルなどの路面が磨耗した岩板で濡れて滑りやすくバイクにはあぶない。白川郷はすっかり観光地化され「世界遺産=!?」と思う。

 白川郷展望台へ行く途中の「合掌造りのお食事処-ます園文助」で昼食。あゆの塩焼きとアマゴ姿煮である。注文すると家の周りの池から鮎を網ですくってバシャバシャはねるまま台所へ入りすぐに料理となって供される。飛騨牛に劣らない絶品である。



左:白川郷を出発 右:帰路あと400Km 御母衣ダム(みぼろ)

 帰路につく。しばらく御母衣湖(みぼろ)に沿って走る。巨大な御母衣ダムが迫ってくる。ロックフィルダムとは中心部を粘土、その両脇を砂や砂利、外郭部を岩石で覆う三層五重に分かれた構造をもつ。従ってコンクリートのダムに比べると傾斜がかなり緩やかだ。地盤が堅固でない場合に採用されるようでナイル川のアスワンハイダムもロックフィルだそうだ。

 <我が国初の大規模ロックフィルダム-御母衣ダム>
    堤高131mの大規模ロックフィルダム。
    戦後設立された電源開発株式会社が実施した初期の大規模事業の一つ。
    機械化施工を駆使して建設。「20世紀のピラミッド」とも形容された。
    現在でも、既設のロックフィルダムとしては、総貯水容量は日本一。
    湛水面積第2位、堤高第6位。1961年竣工



左:福井IC手前,帰路あと170Km  右:全員無事帰着

 大野市でまた大雨、敦賀ICで日没、マキノで最後の給油。以降比良付近まで雨が続く。 Majesty400が電装部品浸水で走行不能になり大野市に預け、翌日軽トラックで回収することになる。後日メーカ保障が利くことがわかる。また同じく浸水で無線機とナビ各数台が故障する。

 湖西道路から名神桂川PAまでを数台ずつ分断されて走行する。21時半、全車無事帰着。
ありがとうございました。

(FZ6)


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